活動報告

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御室派青年教師会行事報告

平成30年度 真言宗御室派青年教師会 総会・研修会並びに真言宗御室派肥前青年教師会結成30周年記念式典

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11・12日の2日間、長崎に於いて
平成30年度真言宗御室派青年教師会 総会・研修会、
並びに真言宗御室派肥前青年教師会 結成30周年記念式典を開催いたしました。

1日目 記念講演
         演題「貿易都市長崎の成立と真言宗寺院」
         講師 長崎学アドバイザー 本馬 貞夫 先生
         研修会
         演題「言葉と仏教 ー世界三大宗教の比較を通じてー」
         講師 奈良女子大学 准教授 尾山 慎 先生
         真言宗御室派青年教師会総会
         真言宗御室派肥前青年教師会結成30周年記念式典

2日目 軍艦島クルーズ・長崎さるく


言語のちゃんぽん
異文化理解を添えて

香川 東福寺 大井 雄介

平成三十年六月十一日に長崎ワシントンホテルで行われた、真言宗御室派青年教師会総会・研修会、真言宗御室派肥前青年教師会結成30周年記念式典に参加させていただきました。
研修会では、奈良女子大学准教授の尾山慎先生に「言葉と仏教―世界三大宗教の比較を通じて―」と題した講演を賜りました。直前に行われた真言宗御室派肥前青年教師会結成三十周年記念講演は、長崎学アドバイザーの本馬貞夫先生による「貿易都市長崎の成立と真言宗寺院」というもので、ヨーロッパとの窓口として機能しキリスト教徒の街として栄えた長崎と真言宗との意外な関係について伺いましたが、この仏教とキリスト教に更にイスラム教も加え、宗教の根幹を成す言語という観点から比較されたのが、尾山先生の講演でした。アラビア語以外で書かれたものをコーランと認めないイスラム教、機能に差異はあっても全ての言語は神が作られたものとして許容するキリスト教、何語であっても悟りに近付く機能に差は無いとする仏教という言語に対する姿勢の違いには興味をそそられました。
今後は外国の方へ接する機会が増えてゆくものと思われます。そのようなときに仏教の考え方を様々な言語で伝えてゆくのは、漢訳された経典を唱え、日本語の御詠歌や法話で布教する我々日本の僧侶としては極めて自然であり、対機説法の考え方にも通じるのではないか。キリシタン文化の残る長崎の、中華街に隣接した会場で、国際色豊かな二つの講演を聞いて、そのような事を考えた一日でありました。

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軍艦島クルーズへ参加して

大阪 清善寺 大矢 教哲

平成三十年六月十一日~十二日、長崎ワシントンホテルにて行われました真言宗御室派青年教師会総会・研修会、真言宗御室派肥前青年教師会結成三十周年記念式典に参加させて頂きました。
一日目は長崎学アドバイザー・本馬貞夫先生、奈良女子大学准教授・尾山 慎先生より大変勉強になるご講演をお聞かせいただき、二日目は肥前青年教師会の方々に企画をしていただいた軍艦島クルーズへと参加させて頂きました。
明治初期、三菱の経営により石炭の採炭が本格的に始まった島であり、日本初の鉄筋コンクリート造の高層住宅、最盛期の人口密度は当時の東京の九倍、島民へのテレビ普及率は百パーセントと聞き驚きの連続でした。
しかし、エネルギーの需要が石炭から石油と移り出炭量・人口共に減少し昭和四十九年に閉山・無人島となりました。私達が上陸した島は廃墟と化し、現在も日に日に崩壊していき保存の為に講じる手段も無いそうです。繁栄と衰退がこの島に凝縮されており、今の日本の姿を表しているように感じました。
昨今の仏教離れもそうですが少子高齢化・核家族化・孤独死・これから収縮していく産業・経済・街、現在の軍艦島のように抜け殻になってしまう場所が日本各地に生まれていくかもしれません。今回の長崎訪問ではもっと視野を広げていかなければならないと教えていただいた貴重な二日間となりました。