15代会長

長岡誠宏

 大阪 正福寺

拝啓 清涼の侯 諸大徳並びに会員各位におかれましては、益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
 先日の総会におきまして役員改選が行われ、図らずも会長という大役をお引き受けする事になりました。もとより浅学非才の身では御座いますが、誠心誠意職務に最善を尽くし、皆様のご期待に沿うよう専心努力致したいと存じますのでどうぞ前任者同様、格別のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 昭和五十年「宗祖大師の遺訓を体し、仁和の教風を宣揚する」為に結成されて以来、この御室派青年教師会を発展させてこられた諸先輩に対し、心から敬意を表しますと共に、この会の会長を務めさせていただくことに、責務の重大さを痛感しております。
 ここで初心表明的な事柄を述べるのが本来ではありますが、次のお願い事をもってご挨拶とさせて頂きます。

参加するという第一歩を

ーこの会を、個々に学び共に行動し、成長していく場にー

 御室派青年教師会は、会員の皆様に参加していただけなくては本来の目的が発揮出来ず成り立ちません。全国からの思慮に富んだ方々にお会いし、青年僧ならではの、自由且つ熱い思いを存分に発揮し、人として仲間としての繋がりを深めていただきたいと思っております。
 社会情勢の日々の激変に加え、少子高齢化の加速に国民の不安は否めない今日“隣は何をする人ぞ”なる言葉通り、人間関係の希薄にも拍車がかかっています。そして考えもつかなかった世間を愁える事態が多発しています。今こそ、人間の繋がりの修復が必要なのではないでしょうか。
 さて、我々青年教師会としてどのような事がその一助になるかは、これからの活動にかかっています。私たちは僧侶として、伝統教学等を学ぶのは当然のこと、まずもって前記の繋がりをもっともっと大切にしなければならないと感じます。この事が出来、始めて社会貢献が出来るのではないでしょうか。また、それが必ず私たちにも良い結果をもたらしてくれると信じます。
 最後になりましたが、二年間という決して長くない期間ではありますが、今まで以上に会員各位が学び、行動しながら成長していく事の出来る会になるよう、微力ながら献身努力してまいります。 皆様のご参加を心より期待し、お待ちしております。
 二年間何卒宜しくお願い申し上げます。
               敬具