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御室派青年教師会行事報告

全真言宗青年連盟 第39回結集 須磨寺中山寺大会〜慈眼〜

vol89_01

vol89_02

vol89_03

11/29[木]・30[金] 
於:中山寺、須磨寺

1日目
14:00 開会式
14:30 記念法会

2日目
9:30  講演会「天使がこの世に降り立てば 〜ダウン症者の書家 翔子と歩んできた道〜」
11:30 閉会式


全真言宗青年連盟
第39回結集 須磨寺
中山寺大会を終えて

香川 金剛寺 岡田 弘尚

平成三十年十一月二十九日・三十日、須磨寺・中山寺に於いて全真言宗青年連盟第三十九回結集が執り行われました。開会式では真言宗中山寺派管長大本山中山寺長老今井浄圓猊下より祝辞を頂きました。
その中で「『妙法蓮華経』普門品には『世尊妙相具』という言葉から始まる偈頌、『世尊偈』があり、その最後の結びの言葉が、『慈眼をもって衆生を視る、福聚の海無量なり』です。これを意訳すれば『観世音菩薩は、いつ、いかなる時にも、またどこにあっても、常に〔慈しみ〕の眼をもって、我々衆生を見守って下さる。あらゆる人々を幸せにし、恵みを与えて下さることは海の如く量り知れない』という意味になる」と、大会テーマである「慈眼」についてのお話があり、とても印象に残っています。
そして、開会式の後に本堂にて記念法会が行われました。二百人を超える僧侶が集まり本堂の外まで美しい声明が響き渡りました。眼で感じ耳で感じ声を出したこの響きこそ慈しみの眼ならぬ慈しみの響きであると感じ、本当に記憶に残るものとなりました。
今回、初めて全真言宗青年連盟の結集に参加させていただきましたが、本当に良い経験になりました。今後も色々なところに参加できればと思います。
合掌


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須磨寺青葉殿にて

岡山 般若寺 森 真然

結集の二日目は、親子で書家の金澤泰子先生、金澤翔子先生のお二人による講演でした。今回の結集のテーマでもある「慈眼」について考えさせられる内容でした。
はじめに、娘の翔子先生の揮毫が行われました。「共に生きる」と書かれた書の力強さとともに、先生が筆をとられる前に、ゆっくり時間をとって本尊様に手を合わせるお姿が印象的でした。
続いて、『天使がこの世に降り立てば』~ダウン症者の書家 翔子と歩んできた道~と題して、母親の泰子先生から、ダウン症の子をもつ親の立場からのお話をして頂きました。生後間もなく娘の障害を告知され涙にくれた日々から、世界一幸せな母親だと思えるようになった今日までのお話を、そのつらい経験とは裏腹に、素敵な笑顔でしてくださいました。その中で、「ダウン症であるがゆえに学歴社会・競争社会に生きていない。そんな翔子の見ている世界は幸せに満ちている。きっとそういう風に澄んだ心で書くからこそ、彼女の書には、人に涙を流させるほどの力があるのだろう」というお話があり、感動を覚えました。
僧侶である以前に、人として何が大切なことなのか。自分にもあるであろう「慈眼」がくもってしまわぬよう、日々自身の行いを反省しつつ、精進してまいりたいと思います。
最後になりましたが、このような貴重なご縁を頂いた今大会に心より感謝申し上げます。